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クロサイの特徴:web動物図鑑

ここでは、クロサイの特徴を紹介しています。

正面から見たクロサイの立ち姿

食事

木の枝を食べているクロサイ

クロサイは草食動物です。食べる物は以下です。

  • 木の葉
  • 樹皮
  • マメ科の低木
  • 果実
  • アカシア

草を食べることはほとんどありませんが、乾季には草を食べることがあります。また、水は最長で5日間飲まなくても問題ありません。

クロサイは他の草食動物と同様に、薄暗い早朝や夕方に食事を行います。日中は、木陰などで休んでいます。

口の形とシロサイとの違い

クロサイとシロサイの口の形の違いを示すイラスト

クロサイの口は、シロサイの口に比べて細く尖っています。この口の形は、木の葉などを摘み取って食べることに適しています。

クロサイ」という名前の由来について説明します。クロサイは決して色がシロサイに比べて黒いわけではありませんが、先に名前を付けられたシロサイの「シロ」に対応させるために、「クロ」という名前が与えられました。

シロサイの、気の毒な名前の付けられ方に関しては以下を参考にしてください。

シロサイの特徴:web動物図鑑

分布

クロサイは、アフリカ大陸に生息する動物です。以下の国に生息しています。

一度絶滅したものの、他の地域からクロサイを再導入した地域もあります。

クロサイが好む生息地は藪の生い茂っている場所や、低木が多く生えている場所です。また、山地の森林地帯や、あまり好まないものの草原などでも生活できます。

クロサイの横顔

クロサイの角は、食べ物によって成分が異なります。そのため、角の成分を解析することで、その角を持つクロサイが、どこに生息しているか判定できます。

生活単位

草原の中にいるクロサイ

クロサイは基本的に、単独で生活しています。しかし、若い個体や、未成熟な個体は、同性の年長の個体と、結びつきの強くない関係を持っています。

また、縄張り意識もそれほど強くはなく、お互いに縄張りが被ることもよくあります。縄張りの大きさは、食べ物の量と関係しています。食べ物が豊富であればあるほど、縄張りは小さいです。これは、食べ物が豊富であれば縄張りが狭くても、生きていくのに十分な他獲物を確保できるからです。

気性が荒い

他のサイと同様にクロサイの聴覚、嗅覚は優れていますが、視覚は優れていません。30 m離れたものは見えていないと言われています。さらに、クロサイは気性が荒く、何か確認もせずに攻撃に移ることもあります。臆病なシロサイとは大違いです。クロサイの走る速度は、時速50 km/hにもなり、突進を受ければ、ひとたまりもないでしょう。

クロサイ同士の争いは命がけ

また、クロサイ同士の争いも激しいです。クロサイの死因のうちクロサイ同士の戦いで負った傷が原因である確率は、オスの場合50%、メスの場合30%にもなるそうです。同種同士での争いの傷が原因で死ぬ確率は、クロサイが最も高いと言われています。

この確率をあげている原因には、クロサイにほとんど天敵がいないという事実も関係しています。他の草食動物の場合、肉食動物に捕食され死ぬ確率が高いです。一方、肉食動物の場合は、十分な食べ物にありつけず、幼くして死ぬ場合が多いです。

それに対して、クロサイが上記のような理由で死ぬことがほとんどないので、その分同種同士での争で負った傷が原因で死ぬ確率が高まると考えられます。

一言

クロサイはシロサイほど絶滅は心配されていませんが、絶滅の危機を乗り越えたわけではありません。引き続き保護が必要とされています。

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